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森 雅博; ITER Japanese Participant Team
Fusion Engineering and Design, 81(1-7), p.69 - 77, 2006/02
被引用回数:1 パーセンタイル:9.98(Nuclear Science & Technology)ITER移行措置(ITA)では、各参加極ごとに設けられた参加極チームの協力のもとに国際チームを中心としてITER建設の準備作業が進められている。日本では、原研の中に編成された日本参加極チーム(JA-PT)がITER機器の調達における製作技術と品質管理手法を確証するために必要な多くの技術作業を分担実施して貢献してきた。例えば、JA-PTは、NbSn撚り線の試作試験を日本国内4社の協力を得て進めており、既に一社に対してはITERの要求条件を満足する一つの撚り線構造を決定することができた。他社の試作撚り線を含めて全ての撚り線の確認は、2005年末までに完了する予定である。TFコイルの構造材料や中心ソレノイドコイルジャケットの工業レベルでの試作も進めている。また、真空容器や遮蔽ブランケットモジュールの部分モックアップの試作によって、製作技術と品質試験法の実証を進めているところである。さらに、より信頼性が高く長期間にわたる安定な運転や長パルス運転に向けて、NB及びECシステムに関する幾つかの改善法を見いだすなど、設計の詳細化に資する検討等を実施した。これらの準備作業を実施することによりITER機器の調達仕様を最終化することが可能になる。
加藤 崇; 河野 勝己
低温工学協会2000年度冷凍部会年間講演集, p.118 - 122, 2001/00
中心ソレノイド・モデル・コイルの第1回初期冷却時に生じた低温リークを紹介し、そのリーク場所の探査方法等を解説する。そらに低温リークのいくつかは、すでに存在していたリークに水分が入り込み、リークを閉塞するという現象を指摘する。
村上 義夫
日本機械学会誌, 92(848), p.637 - 639, 1989/07
核融合装置は、原子力分野で初めての本格的な真空機器である。本稿では、磁気閉じ込め方式の核融合炉開発で必要な真空技術の課題を簡単に述べるとともに、最近の研究からプラズマに面する第一壁の問題と核融合炉用真空ポンプの開発について紹介する。
村上 義夫
日本の化学と技術, (243), p.73 - 79, 1987/00
核融合装置(炉)は、多くの分野の技術の粋を集めて設計・製作されるが、本稿で述べる核融合研究のための真空技術開発はもっとも重要な課題の一つである。ここでは核融合装置(炉)で必要な真空技術の特徴について述べるとともに、原研で進めている研究開発について紹介しながら、今後の核融合研究における真空技術の問題について考える。
村上 義夫
核融合研究, 55(2), p.135 - 151, 1986/02
大型核融合装置の真空容器では、製作時・運転時の洩れ試験が不可欠である。本稿では、特に核融合装置などで有効な洩れ量の測定法及び洩れ箇所の探知法についてできるだけ具体的に述べる。探知法は、トレーサプローブ法,ディテクタプローブ法(ヘリウムスニッファ法),容器内リークセンサ法に分けて記した。10Pa・m/s以下の微小な洩れを探すときの問題点についても触れた。
村上 義夫; 下村 安夫; 阿部 哲也; 小原 建治郎
J.Vac.Sci.Tecnol.,A, 2(4), p.1589 - 1592, 1984/00
大型真空容器の微小な洩れを探す目的で使用されるヘリウムスニッファ法の改良について述べる。ヘリウムスニッファ法は従来実用感度が低いとされていたが、プローブノズルからの空気の吸入量を1Torr・l/S程度まで増加させることにより10Torr・l/Sの微小な洩れも検知できるようになった。新しいヘリウムスニッファ法の装置構成の特徴は、プローブノズルとヘリウムリークディテクタの中間に内径0.6mm、長さ10mのフレキシブルなステンレス鋼製毛細管とモレキュウラーシーブスを用いたソープションポンプ(77K)を直列に挿入したことである。長い毛細管の採用は洩れ探しの作業性をよくすることと空気吸入量を一定に保ち気体を短時間(5秒以内)に輸送するために有効である。またソープションポンプではノズルから吸入したヘリウム、ネオン、水素を除く空気の成分の99%以上が吸着排気される。大気中に存在する約5ppmのヘリウムの影響を回避する方法についても工夫した。
富永 五郎*; 中村 和幸; 村上 義夫
JAERI-M 83-112, 21 Pages, 1983/07
核融合炉の真空容器を高温にべークアウトすることは装置の設計に多くの制約を課し、コストの上昇にもつながるので、べークアウトせずにガス放出速度の小さい真空壁状態を実現すること(常温排気法)の研究は核融合炉の主要な研究開発項目の一つである。わが国における最近の研究を総合すると、ステンレス鋼やアルミ合金の場合表面に結晶性の稠密な酸化皮膜を形成すると常温でのガス放出速度低減に効果があるという一つの仮説が立てられるようである。この問題をさらに発展させるために、酸化皮膜からのガス放出機構の解明および窒化皮膜、炭化皮膜における同様な研究が望まれる。
村上 義夫; 中村 和幸; 阿部 哲也; 小泉 建治郎*
JAERI-M 8513, 40 Pages, 1979/10
国際トカマク炉(INTOR)の概念設計に必要な真空技術に関するデータベースについて調査検討を行うとともに、INTOR-Jの主要な真空パラメータの評価を行った。本報告では、トーラス真空容器とその排気系について記述されており、真空壁の位置、真空ポンプの選定、採りうる最大排気速度、真空壁の清浄化などについて検討されている。特にクライオポンプによるヘリウム排気の問題点や再生の頻度、トリチウムインベントリーについて詳しく評価してある。真空系に及ぼす放射線の影響や遠隔操作による洩れ検知法についても調査した。